LLMO モニタリング 分析レポート(簡易版・現状分析)

株式会社ネクスウェイ

対象サービス:ネクスウェイ eKYC
調査実施日
2026年5月8日
対象モデル(4系統)
gpt-5-chat-latest / gpt-5.4 / gemini-2.5-flash-lite / gemini-2.5-pro
対象プロンプト
全36問(集計対象 32問)
レポート作成日
2026年5月17日
プロンプト内訳:認知 5問 / 興味関心 6問 / 比較・検討 21問 / 指名 4問。指名カテゴリ 4問(#33・#34・#35・#36)はサマリ集計から除外し、言及ヒートマップ・カテゴリ別の表のみ参考表示しています。順位は回答本文のマークダウン構造に基づく言及順位ロジック(v10)で採番。Gemini 内部プロキシ URL(vertexaisearch.cloud.google.com)は引用URL集計から除外済みです。

概要調査概要 — 指標定義・対象

本レポートの読み方の前提(どう数えているか・何を対象にしたか)をまとめます。以降のセクションの数値はすべてこの定義に従います。

① 指標の定義

指標定義
言及スロット数そのブランドに言及があった「回答」の数。1回答内で名前が何回出ても 1 とカウント。分母は「集計対象プロンプト × AIチャット系統数」
言及率言及スロット数 ÷ 分母 ×100。スコープ(全体/AIチャット別/カテゴリ別)に応じて分母を切替
延べ言及回数回答本文中での名称の出現回数の総和(1回答内の複数出現もすべて加算)
平均掲載順位言及があった回答内での順位の平均。未言及回答は分母に含めない(0位・最下位扱いもしない)
順位(ランク)ロジック回答本文のマークダウン構造(番号付きリスト・見出し・テーブル等)を解析して言及順位を採番する v10 ロジック。構造枠が無い散文言及は引用順で補完
指名カテゴリの扱い自社名を含む質問(指名カテゴリ 4問・#33・#34・#35・#36)は評価が歪むためサマリKPI・言及率ランキング・PF別サマリ・引用URL集計から除外。ヒートマップ/カテゴリ別の表には参考表示
引用URLの扱いGemini 内部プロキシ URL vertexaisearch.cloud.google.com は実参照先が不明なため引用URL集計から除外

② プロンプト構成(購買フェーズ別)

カテゴリ(フェーズ)プロンプト数サマリ集計主な質問の性格
認知5問対象課題認識・方法を探す段階(例: 本人確認をオンライン化する方法)
興味関心6問対象手段を絞り込む段階(例: JPKI の費用・選び方)
比較・検討21問対象サービスを比較・選定する段階(例: eKYC サービスを比較して)
指名4問除外(参考表示)自社名を含む質問(例: ネクスウェイと◯◯の違い)
合計36問集計対象 32問× AIチャット4系統 = 集計対象 128回答

③ 対象 AI チャット(4系統)

表示名モデル区分
ChatGPT(標準)gpt-5-chat-latest標準モデル
ChatGPT(高性能)gpt-5.4高性能モデル
Gemini(標準)gemini-2.5-flash-lite標準モデル
Gemini(高性能)gemini-2.5-pro高性能モデル

④ 測定対象ブランド(自社1 / 競合5)

ブランド区分公式ドメイン
ネクスウェイ eKYC自社ekyc.nexway.co.jp
LIQUID eKYC競合liquidinc.asia/liquid-ekyc
TRUSTDOCK競合biz.trustdock.io
ProTech ID Checker競合www.proto-sol.com/service/id-checker
GMO顔認証eKYC競合jp.globalsign.com/ekyc
Polarify eKYC競合www.polarify.co.jp/ekyc
計測実施日: 2026年5月8日(再分析: 2026年5月12日、拡充ブランド辞書 + v10 順位ロジック)。本レポートは AI チャット上の“見え方”のスナップショットであり、AI 各社のモデル更新で結果は変動します。前月比は次回計測以降に同一プロンプト×同一系統で算出します。

P1エグゼクティブサマリー

本レポートは、主要 AI チャット(ChatGPT・Gemini の各標準/高性能モデル 計4系統)における「ネクスウェイ eKYC」の言及状況・引用状況・競合比較をまとめたものです(2026年5月8日 計測ぶん、集計対象 32問 × 4系統 = 128回答)。施策提案は含まず、現状のファクトのみを記載しています。

① AI チャット別 自社言及率

ChatGPT(標準)
gpt-5-chat-latest
53.1%
17 / 32 回答で言及
初回調査
ChatGPT(高性能)
gpt-5.4
28.1%
9 / 32 回答で言及
初回調査
Gemini(標準)
gemini-2.5-flash-lite
53.1%
17 / 32 回答で言及
初回調査
Gemini(高性能)
gemini-2.5-pro
53.1%
17 / 32 回答で言及
初回調査

② 全体指標

全体言及率(4系統平均)
46.9%
60 / 128 回答で言及
平均掲載順位(言及あり回答)
3.2位
1位獲得 5回 / Top3 40回
最大競合との差(最も劣後する系統)
-21.9pt
ChatGPT(高性能) で自社 28.1% vs 最大競合 50.0%
テストプロンプト数
36問
うち集計対象 32問(指名4問は除外)
自社出現率は 46.9% と、競合上位(TRUSTDOCK 48.4% / LIQUID eKYC 47.7%)とほぼ同水準。 ただし内訳に偏りがあります。「比較・検討」フェーズでは 競合トップの言及率(63.1%)をマークする一方で、その手前の「認知」(15.0%)・「興味関心」(16.7%)はほぼゼロという構造的な弱点があります。 また ChatGPT(高性能)(gpt-5.4)での出現率が 28.1% と、他の3系統(いずれも 53.1% 前後)の約半分にとどまる点も要対応です。 1位獲得は 5回(LIQUID 24回 / TRUSTDOCK 19回)で、「リストには必ず入るが、筆頭には推されにくい」ポジションといえます。

P2言及ヒートマップ(プロンプト × AI チャット)

各プロンプトに対する各 AI チャットの回答で、「ネクスウェイ eKYC」が何番目に言及されたか(順位)を一覧化。「なし」は当該回答で自社に言及がなかったことを示します。順位は回答本文のマークダウン構造(番号付きリスト・見出し・テーブル等)に基づく v10 ロジックで採番。各セル下の小さな文字は、その回答で 1位 だったブランドです。

#プロンプト ChatGPT(標準)
gpt-5-chat-latest
ChatGPT(高性能)
gpt-5.4
Gemini(標準)
gemini-2.5-flash-lite
Gemini(高性能)
gemini-2.5-pro
認知5問
1 本人確認をオンライン化する方法を教えて なし
1位: TRUSTDOCK
なし なし
1位: GMO顔認証eKYC
なし
2 オンラインで本人確認する方法を教えて なし なし なし なし
3 本人確認業務を効率化する方法は? なし
1位: TRUSTDOCK
なし なし なし
4 公的個人認証を導入する方法を知りたい なし なし なし なし
5 おすすめの本人確認SaaSを教えて 1位 なし
1位: TRUSTDOCK
2位
1位: LIQUID eKYC
5位
1位: TRUSTDOCK
興味関心6問
6 なりすまし防止に使える本人確認ツールは? なし
1位: ProTech ID Checker
なし
1位: LIQUID eKYC
なし 5位
1位: ProTech ID Checker
7 法人確認に使えるおすすめサービスは? 2位 なし 2位
1位: TRUSTDOCK
2位
1位: TRUSTDOCK
8 JPKIの導入費用や料金相場を知りたい なし なし なし なし
9 JPKIとeKYCの違いを教えて なし なし なし なし
10 JPKI導入のメリットとデメリットを教えて なし なし なし なし
11 eKYCサービスの選び方を教えて なし
1位: TRUSTDOCK
なし
1位: LIQUID eKYC
なし なし
比較・検討21問
12 導入実績が多いeKYC会社はどこ? 2位
1位: TRUSTDOCK
3位
1位: Polarify eKYC
4位
1位: LIQUID eKYC
6位
1位: LIQUID eKYC
13 JPKI対応サービスの導入事例を知りたい なし
1位: GMO顔認証eKYC
なし なし なし
14 犯収法に対応したJPKIサービスは? 5位 なし なし なし
15 2027年4月1日施行の犯罪収益移転防止法(犯収法)改正に対応できる本人確認サービスは? 4位 なし なし 5位
16 JPKI対応のeKYCサービスを教えて 3位 1位 5位
1位: LIQUID eKYC
5位
1位: LIQUID eKYC
17 マイナンバーカードで本人確認できるサービスは? 1位 なし なし なし
18 JPKIを使った本人確認サービスを教えて 5位
1位: LIQUID eKYC
3位
1位: LIQUID eKYC
8位 なし
19 JPKI対応のeKYCサービスを比較して 2位 なし
1位: TRUSTDOCK
2位
1位: TRUSTDOCK
3位
1位: TRUSTDOCK
20 JPKI対応の本人確認APIを教えて 2位 1位 2位 4位
21 スマホでJPKI認証できるサービスはある? なし
1位: LIQUID eKYC
なし なし なし
22 eKYCサービスのおすすめを教えて 2位
1位: TRUSTDOCK
なし
1位: TRUSTDOCK
3位
1位: LIQUID eKYC
3位
1位: LIQUID eKYC
23 eKYCサービスを比較して 2位
1位: TRUSTDOCK
なし
1位: LIQUID eKYC
3位
1位: LIQUID eKYC
なし
1位: TRUSTDOCK
24 JPKIのAPI連携がしやすい会社を教えて 1位 2位 なし 3位
25 短期間で導入できるeKYCサービスを比較して 3位
1位: ProTech ID Checker
なし
1位: GMO顔認証eKYC
6位
1位: LIQUID eKYC
3位
1位: ProTech ID Checker
26 国内ベンダーのeKYCサービスを比較して 2位
1位: TRUSTDOCK
3位
1位: LIQUID eKYC
3位
1位: TRUSTDOCK
3位
1位: LIQUID eKYC
27 API連携しやすいeKYCサービスはどれ? なし
1位: GMO顔認証eKYC
なし
1位: TRUSTDOCK
5位
1位: LIQUID eKYC
5位
1位: TRUSTDOCK
28 中小企業でも導入しやすいeKYCサービスは? 4位 2位
1位: GMO顔認証eKYC
3位
1位: ProTech ID Checker
3位
1位: ProTech ID Checker
29 セキュリティが強いeKYCサービスを知りたい なし なし
1位: LIQUID eKYC
4位
1位: Polarify eKYC
なし
1位: LIQUID eKYC
30 eKYCサービスを料金・機能で比較して なし 3位
1位: LIQUID eKYC
5位
1位: LIQUID eKYC
3位
1位: LIQUID eKYC
31 低コストで始められるeKYCサービスを比較して なし 4位 3位
1位: GMO顔認証eKYC
5位
1位: GMO顔認証eKYC
32 安く導入できるeKYCサービスは? 3位
1位: GMO顔認証eKYC
なし
1位: LIQUID eKYC
2位
1位: GMO顔認証eKYC
3位
1位: GMO顔認証eKYC
指名4問 / サマリ集計から除外
33 ネクスウェイ・TRUSTDOCK・LIQUIDのeKYCサービスを比較して 1位 1位 1位 1位
34 ネクスウェイ・TRUSTDOCK・LIQUIDのeKYCサービスの違いを教えて 1位 1位 1位 1位
35 ネクスウェイ本人確認とLIQUID eKYCの違いは? 1位 1位 1位 1位
36 ネクスウェイ本人確認とTRUSTDOCKの違いは? 1位 1位 1位 1位
購買フェーズ(カテゴリ)別に見ると、得意・不得意がはっきり分かれます。 認知 15.0% / 興味関心 16.7% / 比較・検討 63.1% / 指名 100.0%。 AI が情報を整理しやすい「比較・検討」系の質問では安定して上位に入る一方、「eKYC とは」「本人確認の方法」「導入費用」のような抽象的・初期段階の質問では4系統とも『なし』が並びます。グラフでの可視化は P4 をご覧ください。
4プラットフォームすべてで自社が未言及だったプロンプト(10問)。AI が回答時に参照できる解説系・教育系コンテンツが不足している可能性が高いエリアです。
  • #1本人確認をオンライン化する方法を教えて (認知)
  • #2オンラインで本人確認する方法を教えて (認知)
  • #3本人確認業務を効率化する方法は? (認知)
  • #4公的個人認証を導入する方法を知りたい (認知)
  • #8JPKIの導入費用や料金相場を知りたい (興味関心)
  • #9JPKIとeKYCの違いを教えて (興味関心)
  • #10JPKI導入のメリットとデメリットを教えて (興味関心)
  • #11eKYCサービスの選び方を教えて (興味関心)
  • #13JPKI対応サービスの導入事例を知りたい (比較・検討)
  • #21スマホでJPKI認証できるサービスはある? (比較・検討)
ChatGPT(高性能)(gpt-5.4)だけが大きく取りこぼしています。 集計対象32問中 9問でしか言及されず(標準モデルは 17問)。高精度モデルは「裏付けの取りにくいブランド」を回答から外す傾向があり、自社サイトのコンテンツ量・権威性の強化で改善が見込めます。
指名カテゴリ(#33・#34・#35・#36・自社名を含む質問)では当然ながら4系統とも1位ですが、評価が歪むためサマリ KPI からは除外しています(ヒートマップ・カテゴリ別の表には参考表示)。詳細は下の「指名カテゴリ補足」を参照。

指名カテゴリ補足 — 自社名を含む質問での併記競合(参考・集計対象外)

指名カテゴリは「ネクスウェイと◯◯の違い」のように自社名がプロンプトに入っている質問です。当然ながら自社が1位で出るため言及率は歪み、サマリ集計には含めません。一方で、AI が自社を説明するとき“どの競合と並べて”語るか=想起の隣接関係が分かるため、参考として整理します。順位は4系統(ChatGPT・Gemini 各標準/高性能)で一致していました。

#プロンプトAI の回答での併記順(4系統共通)
33ネクスウェイ・TRUSTDOCK・LIQUIDのeKYCサービスを比較してネクスウェイ eKYC(1位)TRUSTDOCK(2位)LIQUID eKYC(3位)
34ネクスウェイ・TRUSTDOCK・LIQUIDのeKYCサービスの違いを教えてネクスウェイ eKYC(1位)TRUSTDOCK(2位)LIQUID eKYC(3位)
35ネクスウェイ本人確認とLIQUID eKYCの違いは?ネクスウェイ eKYC(1位)LIQUID eKYC(2位)
36ネクスウェイ本人確認とTRUSTDOCKの違いは?ネクスウェイ eKYC(1位)TRUSTDOCK(2位)
指名時に AI が併記する競合は LIQUID eKYC / TRUSTDOCK の2社に集中(LIQUID eKYC 12スロット / TRUSTDOCK 12スロット)。 「ネクスウェイと比較される相手」として AI に認識されているのが実質この2社、ということ。逆に GMO顔認証eKYC・Polarify eKYC・ProTech ID Checker は指名比較質問にはほぼ登場しません。 自社の差別化メッセージは、この2社との対比で設計すると AI 回答の文脈に乗りやすいと考えられます。

P3競合比較 & 引用 URL 分析

ブランド別 言及スロット数(言及があった回答の数 / 全128回答中)

TRUSTDOCK
62回答 / 48.4%
LIQUID eKYC
61回答 / 47.7%
ネクスウェイ eKYC 自社
60回答 / 46.9%
GMO顔認証eKYC
46回答 / 35.9%
Polarify eKYC
35回答 / 27.3%
ProTech ID Checker
33回答 / 25.8%

ブランド別 言及内訳(要約)

ブランド種別言及スロット数言及率延べ言及回数1位獲得Top3平均順位
ネクスウェイ eKYC自社6046.9%2745403.2位
TRUSTDOCK競合6248.4%49719432.7位
LIQUID eKYC競合6147.7%45924462.6位
GMO顔認証eKYC競合4635.9%24610263.1位
Polarify eKYC競合3527.3%2632153.9位
ProTech ID Checker競合3325.8%1856193.3位
「言及スロット数」= 言及があった回答の数(1回答内の複数出現も 1、分母=集計対象32問×4系統=128)。「延べ言及回数」= 名称の出現回数の総和。「平均順位」は言及あり回答内の順位平均(未言及は分母外)。指名4問は除外。
順位分布の詳細(1位/2-3位/4-5位/6位以下のセル単位内訳)・プロンプト別の全数は、本レポートと併せて配信する「サマリ」「プロンプト詳細」レポートを参照してください。本簡易レポートは俯瞰・分析に絞っています。
競合上位3ブランドの一角として、安定して認識されています。 言及スロット数は TRUSTDOCK(62)> LIQUID eKYC(61)> ネクスウェイ eKYC(60)の三つ巴で、差は1〜2回答ぶんの実質横並び。4位以下(GMO顔認証eKYC 46 / Polarify eKYC 35 / ProTech ID Checker 33)とは明確に差があり、Top Tier 入りは確立できています。
ただし「1位獲得回数」では水をあけられています。 LIQUID eKYC 24回 / TRUSTDOCK 19回 に対し、自社は 5回のみ。自社は『2〜3位』帯(35回)に集中しており、「リストには必ず入るが、筆頭ではない」状態です。言及率の差自体は最大でも数 pt なので、差別化要素を AI に届けて1位露出を増やせれば逆転の余地は十分にあります。

引用 URL(ドメイン別 出現回数 — 上位10)

各 AI チャットの回答に付随する引用元 URL をドメイン単位で集計(同一回答内の重複は排除)。Gemini の内部プロキシ URL vertexaisearch.cloud.google.com は除外。自社ドメインの行は緑でハイライト。全20ドメインの一覧は併配信の「サマリ」レポートを参照(ここは俯瞰用に上位10件のみ)。

#ドメイン出現回数分類
1digital.go.jp36公的機関
2ekyc.nexway.co.jp24自社
3biz.trustdock.io22競合・関連ベンダー
4polarify.co.jp18競合・関連ベンダー
5liquidinc.asia16競合・関連ベンダー
6jp.globalsign.com10競合・関連ベンダー
7prtimes.jp9プレスリリース
8acsion.co.jp9競合・関連ベンダー
9ekyc.showcase-tv.com8競合・関連ベンダー
10cybertrust.co.jp7競合・関連ベンダー
ほか 10 ドメイン(全件はサマリレポート参照)
引用元の傾向と示唆: 最多引用は digital.go.jp(36回)— マイナンバー/公的個人認証(JPKI)の一次情報。AI は eKYC の説明で必ず公的根拠を引きに行くため、官公庁ページと整合する自社の解説コンテンツが効いてきます。 自社 ekyc.nexway.co.jp は 24回引用で全体2位と健闘(競合サービスサイト biz.trustdock.io 22回 / polarify.co.jp 18回 / liquidinc.asia 16回 を上回る)。 一方で、比較記事・レビューサイト(itreview.jp 等)やプレスリリース(prtimes.jp 等)からの被引用は薄め。AI が好む“第三者の声”を増やせる余地があります。

P4課題分析

ここまでのファクトから、現状の強み・弱みと優先的に向き合うべき課題を整理します(施策の具体案は別レポートで扱います)。

4-1. カテゴリ(購買フェーズ)別 自社言及率 — 弱点が一目で分かる

LLMO では「どの検討フェーズの質問で名前が出るか」がとても重要です。下のグラフは、購買ファネルの各段階(認知 → 興味関心 → 比較・検討 → 指名)での自社言及率。バーが短い=その段階ではほぼ想起されていない、ということです。

認知
15.0%
弱点競合 TRUSTDOCK は 35.0% — 大きく水をあけられている | 3/20回答
興味関心
16.7%
弱点競合 TRUSTDOCK は 25.0% — 大きく水をあけられている | 4/24回答
比較・検討
63.1%
競合内 1位競合(TRUSTDOCK 58.3% / LIQUID eKYC 59.5%)と互角以上 — このフェーズは強み | 53/84回答
指名
100.0%
指名質問(集計対象外)自社名を含む質問のため自然と上位。評価が歪むためサマリ集計には含めません | 16/16回答
読み解き: 自社は「比較・検討」フェーズに強く、ここでは競合トップ。しかしその手前の「認知」(15.0%)・「興味関心」(16.7%)が極端に弱い——つまり、潜在顧客が最初に AI へ相談する段階でブランド名が出てこない状態です。 「比較・検討に進めば候補に残れる」のに「比較・検討に入る前に候補にすら入っていない」。これが最大の構造課題です。

4-2. カテゴリ × 全ブランド 言及スロット数 — 競合との差を全数で

4-1 は自社の言及“率”でしたが、ここは各カテゴリで全ブランドが何回言及されたか(言及スロット数)を並べたものです。「比較・検討で強い」が競合と比べてどの程度かを実数で確認できます。各セルは「言及スロット数 / 分母(カテゴリ内プロンプト数 × 4系統)」。指名は参考(集計対象外)。

ブランド認知興味関心比較・検討指名(参考)
自社 ネクスウェイ eKYC3/204/2453/84 🥇16/16 🥇
TRUSTDOCK7/20 🥇6/24 🥇49/8412/16
LIQUID eKYC6/205/2450/8412/16
GMO顔認証eKYC3/204/2439/840/16
Polarify eKYC3/202/2430/840/16
ProTech ID Checker3/203/2427/840/16
全数で見た自社の立ち位置: 認知=6位/6社(3スロット) / 興味関心=4位/6社(4スロット) / 比較・検討=1位/6社(53スロット)。「比較・検討」では実数でも競合トップですが、認知・興味関心は競合の半分以下のスロット数。この2フェーズの“絶対量”を競合並みに引き上げることが、AI 露出の総量を底上げする最短ルートです。

4-3. 言及パターンの傾向(強いエリア / 弱いエリア)

強いエリア

  • 「比較・検討」カテゴリ:自社言及率 63.1%(競合 TRUSTDOCK 58.3% / LIQUID 59.5% と互角以上)
  • ChatGPT(標準)・Gemini(標準・高性能)の3系統で言及率 53.1% 前後と安定
  • Top3 入り 40回(言及あり 60回の 67%)— 出てくるときは上位に入る
  • 自社サイト ekyc.nexway.co.jp の被引用 24回(全体2位)— コンテンツが AI に参照されている

弱いエリア

  • 「認知」カテゴリ:15.0%「興味関心」カテゴリ:16.7% — 初期検討段階でほぼ想起されない
  • ChatGPT(高性能)(gpt-5.4):28.1% — 高性能モデルでの取りこぼしが顕著
  • 1位獲得 5回のみ(LIQUID 24回 / TRUSTDOCK 19回)— 筆頭推奨を取れていない
  • 第三者メディア(比較記事・レビュー・プレスリリース)の被引用が少なく、AI が参照する“外部の声”が薄い
判定の目安:カテゴリ別言及率(分母=カテゴリ内プロンプト数×4系統)で 60%以上=強い、39%以下=弱い。「比較・検討」は厳密には60%未満ですが、競合比較で相対的に最上位なので強みに分類しています。

4-4. AI チャット別の自社ポジション比較

AI チャットモデル自社言及率自社平均順位1位Top3最大競合言及率評価
ChatGPT(標準)gpt-5-chat-latest53.1%2.6位31343.8%標準
ChatGPT(高性能)gpt-5.428.1%2.4位2850.0%要改善
Gemini(標準)gemini-2.5-flash-lite53.1%3.6位01046.9%標準
Gemini(高性能)gemini-2.5-pro53.1%3.9位0962.5%標準
「最大競合言及率」=その AI チャットで最も言及率の高い競合ブランドの言及率(集計対象32問ベース)。評価バッジは自社言及率の閾値(60%以上=良好 / 40-59%=標準 / 39%以下=要改善)。

4-5. 課題の構造化(優先度つき)

最優先初期検討フェーズ(認知・興味関心)でのプレゼンス欠如

「本人確認をオンライン化する方法」「JPKI の導入費用」のような抽象的・初期段階の質問では、4系統とも「なし」が並ぶ(カテゴリ言及率 認知 15.0% / 興味関心 16.7%)。比較・検討フェーズに入ると拾われるため、“課題認識〜情報収集”段階で名前が出る導線が不足している。

高性能モデル(ChatGPT 高性能)での取りこぼし

ChatGPT(高性能)(gpt-5.4)の自社言及率は 28.1% と、他3系統(53.1% 前後)の半分強。高性能モデルは候補を絞り込む傾向が強く、「絞られた数社」に残れていない。実務利用者が高性能モデルを使う比率は今後上がるため、放置すると実害が拡大する。

“2〜3位どまり”からの脱却(1位露出が少ない)

言及率は競合とほぼ互角だが、1位獲得は 5回のみ(LIQUID 24回 / TRUSTDOCK 19回)。「リストに入る」までは到達しているが「筆頭に推される」差別化要素が AI に伝わっていない。比較・検討カテゴリで上位にいる今のうちに、1位露出の比率を引き上げたい。

第三者メディアでの被引用の薄さ

自社サイトの被引用は競合と互角だが、比較記事・レビューサイト・プレスリリース等“外部の声”の被引用が少ない。AI は中立メディアを根拠として好むため、中長期で露出を増やせると効いてくる(緊急度は低い)。

P5まとめ

総合評価

主要な観点ごとの現状を5段階で。★が多いほど良好、少ないほど改善余地が大きい、という見方です。

全体出現率
競合トップ3に入る水準(46.9%)
比較・検討フェーズの強さ
競合内 1位(63.1%)
認知フェーズの存在感
15.0%・競合比で大幅に低い
引用ドメイン順位
自社サイトは引用 2位(競合サイトより上)
高性能モデル対応
(ChatGPT(高性能))
28.1%・他系統の約半分

サマリーテーブル(指標 / 現状 / 目安)

指標現状当面の目安前月比
全体言及率(4系統平均)46.9%60%初回調査
最も低い AI チャットの言及率(ChatGPT(高性能))28.1%45%初回調査
平均掲載順位(言及あり回答)3.2位2.5位初回調査
SOV(自社言及スロット ÷ 全ブランド言及スロット合計)20.2%25%初回調査
1番手率(1位回数 ÷ 言及あり回答数)8.3%20%初回調査
「当面の目安」は競合上位(TRUSTDOCK / LIQUID eKYC)の現状値や、無理なく到達しうる水準から置いた参考目標であり、確約値ではありません。次回以降の計測で前月比を埋めていきます。
総括: 「ネクスウェイ eKYC」は AI チャット上で、言及率・自社サイトの被引用とも競合トップ2と互角の“第3極”に位置しています。 一方で、①初期検討フェーズ(認知・興味関心)での想起、②高性能モデルでの取りこぼし、③1位露出の少なさ——この3点が伸びしろです。 いずれも「ゼロから作る」のではなく「既にあるプレゼンスを底上げする」性質の課題なので、優先順位をつけて手を入れれば改善余地は大きいと考えられます。具体的な施策案は別レポート(社内検討用ドラフト)で整理します。

付録再現性補足・前提

本レポートをクライアント単体で参照する場合や、次回計測と突き合わせる際の前提条件です。

① 計測条件

項目
計測実施日2026年5月8日(元 run)/ 再分析: 2026年5月12日(拡充ブランド辞書 + v10 順位ロジック)
レポート作成日2026年5月17日
対象 AI チャットChatGPT(標準)(gpt-5-chat-latest) / ChatGPT(高性能)(gpt-5.4) / Gemini(標準)(gemini-2.5-flash-lite) / Gemini(高性能)(gemini-2.5-pro)
プロンプト数全36問(認知5 / 興味関心6 / 比較・検討21 / 指名4)/ 集計対象 32問 × 4系統 = 128回答
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データ系統本レポート=集計対象32問×4系統=128回答ベース。別途「サマリ」「プロンプト詳細」(生データ・全プロンプト・全引用URL)と「引用元分析」(後半=分析用プロンプト・144回答ベース)を併配信

② 集計ロジックの注記

  • 順位ロジック(v10):回答本文のマークダウン構造(番号付きリスト・見出し・テーブル等)を解析して言及順位を採番。構造枠の無い散文言及は引用順で補完。単純な文字出現位置ベース(旧 firstPosition)ではありません。
  • 指名カテゴリ除外:自社名を含む質問(#33・#34・#35・#36)はサマリKPI・言及率ランキング・PF別サマリ・引用URL集計から除外(評価の歪み防止)。ヒートマップ・カテゴリ別の表・指名カテゴリ補足には参考表示。
  • 引用URL:Gemini 内部プロキシ vertexaisearch.cloud.google.com は実参照先不明のため集計除外。
  • 言及スロット数:言及があった「回答」の数(1回答内で名前が何回出ても 1)。延べ言及回数とは別指標。

③ 再現性に関する注意

  • 本レポートは計測時点の AI チャット上の“見え方”のスナップショットです。AI 各社のモデル更新・検索インデックス更新により、同じプロンプトでも結果は変動します。
  • 前月比は同一プロンプト × 同一 AI チャット系統で算出します(プロンプト追加・削除時は共通分のみで比較)。今回は初回計測のため前月比は「初回調査」表記。
  • LLM の回答は確率的で、同一プロンプトでも実行ごとに揺れがあります。単発の値より継続計測のトレンドで判断してください。
  • 競合の数値はあくまで自社プロンプトセット上での相対比較であり、競合の真の市場ポジションを示すものではありません。